なぜ証券のシステムを知るか
約定の日と受渡しの日がずれ、取引所の決まりは何度も変わります。お客さまの資産を預かるので、間違いはそのままお客さまの損になります。
注文から受渡しまで
あおば商事の営業の佐藤さんが、そよかぜ証券(作り物)の NISA 口座で、やまびこ製紙(作り物)の株を 100 株買います。売買・清算・決済の 3 つの段を、1 歩ずつ押して進めてください。
注文が約定するかの練習
取引所の売買は、価格優先と時間優先で、成行注文と指値注文を突き合わせます。下の板(作り物)に注文を出して、約定するか、いくらで何株かを確かめてください。ザラバ(立会の途中)の売買として計算します。
やまびこ製紙(作り物)の板
前の日の終値(基準値段)1,480 円 → 制限値幅 300 円で、今日は 1,180〜1,780 円。呼値の単位 1 円。売買単位 100 株。直前の約定 1,500 円。
売りか買いか
注文の種類
約定日から受渡日を出す
東京証券取引所の普通取引は、約定日から数えて 3 営業日目(T+2)に受け渡します。取引所の休業日は、土日・祝日・12 月 31 日・1 月 1 日〜3 日です。日付を選ぶと受渡日と、NISA の年間投資枠をどの年に使うかが出ます。権利確定日から権利付最終日も出せます(2026 年と 2027 年の休業日で計算)。
決まり(金融商品取引法など)
証券会社は登録を受けて営み、勧誘・説明・注文の執行・預かった資産の管理に決まりがあります。適合性の原則と分別管理は、システムの作りにも直接効きます。
税と NISA
株の売却益と配当には約 20% の税がかかり、NISA 口座の中なら非課税です。NISA の枠は簿価(買った金額)で数え、2027 年からは 18 歳未満のつみたて投資枠もできます。下の道具で、今年の枠を確かめてください。
NISA の枠を確かめる(万円)
データの形 考え方のヒント
口座・注文・約定・受渡し・保有・枠の表と列の一例です。注文と約定を別の表にし、日付は約定日と受渡日の両方を持ちます。
落とし穴
証券のシステムで、よく起きることです。決まりの変わる日が、2027 年にいくつも来ます。
AI 時代の証券のシステム
AI で、説明や分析は速くなりました。勧めてよいかの判断と、お客さまの口座を守る仕組みの責任は、会社と人に残ります。
チェックリスト
証券のシステムを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント