なぜ保険のシステムを知るか
契約は何十年も続き、その間に法律も商品も変わります。告知・年齢・日付の扱いを間違えると、払うべき保険金を払わない、払ってはいけないものを払う、が起きます。
申込みから支払いまで
あおば商事の営業の佐藤さんが、職場で案内された、ひなた生命(作り物)の医療保険に入ります。保険料は給与から引く「団体扱」です。募集から支払いまでの 6 つの歩を押して進めてください。
決まり(保険業法・保険法など)
保険会社と募集人の決まりは保険業法に、保険の契約そのものの決まり(告知・支払いの時期・時効など)は保険法にあります。保険法は 2010 年 4 月 1 日に施行されました。
クーリング・オフを判定する
保険の申込みは、書面を受け取った日と申込みの日の遅いほうから数えて 8 日以内なら、書面か電磁的記録で撤回できます(保険業法 309 条)。ただし、会社が事業のために結ぶ契約や、保険期間が 1 年以下の契約などはできません。条件を選んでください。
申込みをした人
保険期間
申込みの仕方
保険会社の指定する医師の診査
年齢と日付の数え方
保険料は年齢で変わり、契約年齢は「契約日」で数えます。契約日は、一般的に責任開始期の属する月の翌月 1 日です。法律の年齢の数え方と、作り物の約款の数え方を比べてください。日付は和暦でも出します。
契約日は、作り物のひなた生命の約款で、責任開始の日の属する月の翌月 1 日とします。
保険料の払込猶予期間(月払)
長い契約と法律の改正
保険法は、原則として施行の日(2010 年 4 月 1 日)以後に結んだ契約に当てはまります。ただし、支払いの時期の決まりなどは、古い契約でも、保険事故が施行の後に起きれば当てはまります(附則)。契約の日と保険事故の日を変えて、どの条が当てはまるかを見てください。
契約の種類
データの形 考え方のヒント
契約・被保険者・保障の中身・払込の履歴・請求と支払いの表と列の一例です。何十年も続くので、商品と約款の版、そのときの予定率、日付を必ず残します。
落とし穴
保険のシステムで、よく起きることです。多くは、時間がたってから見つかります。
AI 時代の保険のシステム
書類の読み取りや審査の下ごしらえは、AI で速くなりました。使ってはいけない情報、版の取り違え、説明の責任は、人と決まりのコードで守ります。
チェックリスト
保険のシステムを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント