なぜ「入れるか」から決めるのか
AI の API の呼び方やプロンプトの基本は、新人向けの Stack Map「AI を組み込んだアプリ」にあります。ここでは、導入を決めて回す側の目で見ます。例は、あおば商事が総務への問い合わせに答える社内の AI を、みなと開発(作り物)に頼む案件です。
この案件(作り物)
業務のどこに向くか
向く・向かないは、間違えたときの重さと、人が確かめられるかで分けます。用途は、下書き・要約・分類・検索と答え・抽出の 5 つの型で考えます。考え方のヒント
政府のガイドラインの 3 つの軸
練習: あおば商事の 12 の仕事を判定する
仕事ごとに、AI をどう使うかを選んでください。選ぶと、答えと理由が出て、図に置かれます(広い画面では右、狭い画面では下)。「外」の印は、社外に出る文です。
間違えたときの重さ × 人が確かめられるか
費用の見積もり
AI の費用は「件数 × 1 件のトークン × 単価」です。そこに、人が確かめる時間と、AI で済まず総務に聞き直す分の時間、作る費用・運用の費用を足して見ます。単価は 2026 年 10 月 9 日に公式の料金表で見た値で、変わることがあります。クラウドの費用の見方はクラウドの費用「AI 時代」、API の費用を下げる工夫は Stack Map「お金と速さ」へ。
計算: 総務の問い合わせの AI は、元が取れるか 考え方のヒント
例を選ぶか、数を入れてください。件数・時給・為替・費用は作り物です。円は最後に四捨五入し、回収の月数は切り上げます。
計算に使う単価(Anthropic の料金表。2026 年 10 月 9 日)
何が起きたら困るか(リスク)
もっともらしい誤り・情報の漏れ・権利・偏り・使いすぎ。作る前に、何が起きたら困るかを書き、それぞれに手を決めます。手は、AI 事業者ガイドラインの言う回避・低減・移転・容認(避ける・減らす・移す・受け入れる)の 4 つです。
練習: 困ることへの手を選ぶ 考え方のヒント
小さく試す(PoC)
PoC(概念実証)は、本番の前に小さく試して、進めるか・やめるかを決めるためのものです。何を測り、どうなったら進め、どうなったらやめるかを、結果を見る前に決めます。評価の質問の作り方と測り方は「AI の答えを測って直す」へ。
練習: やめる基準を先に決める 考え方のヒント
1. 基準を決める
2. 結果を見て、判定する
だれが何を決めるか
業務の持ち主・情報システム・法務・セキュリティ・現場で、決める人と動く人を分けます。決めることを押すと、理由が出ます。人を押すと、その人の役が分かります。
あおば商事の役の表(作り物) 考え方のヒント
データの形(台帳と記録)
用途の台帳・PoC の基準と結果・1 件ごとの記録を持つと、決めたことを後から説明できます。表と列は一例です。考え方のヒント
落とし穴
AI を入れる案件で、よくはまる所です。
AI 時代の、入れる判断
入れる判断そのものにも、AI を使えます。ただし、決めるのと責任を持つのは人です。AI で変わった所も見ておきます。
チェックリスト
AI を入れる案件を進める前に確かめたら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント