機能やシステムの一部を任され始めた人。業務の人と話して要件を決め、設計し、新人に説明する立場の人。
このサイトについて
コードを書けるようになった次は、「何を作るか」を業務の人と決め、時間がたっても困らない形に設計する力が要ります。
Stack Map は、Web の技術を覚えるための新人向けの地図です。Field Map は、業務の知識と、決め方・作り方の地図です。
例は全部、作り物の会社「あおば商事」です。勤怠のデータが給与へ、経費と売上が会計へ、と業務のつながりを追えます。
テーマの地図
中堅エンジニアに要るものを、テーマに分けました(1〜9 は優先する順。10 は AI を業務に入れる案件のためのテーマ)。
- 1
- 2要件を決める
聞き方、業務の流れ、非機能要件、範囲と変更、受け入れ条件。
- 3
- 4
- 5
- 6運用のリーダー
障害の指揮、SLO と監視の設計、災害時の戻し方、クラウドの費用。
- 7
- 8古いシステムと付き合う
バージョンアップの計画、少しずつの置き換え、技術的負債の返し方。
- 9守りの責任
ISMS・プライバシーマーク、個人情報を前提にした設計、脆弱性への対応、監査と証跡。
- 10AI を業務システムに入れる
入れるかの判断と費用、社内の文書で答える仕組み、答えの測り方、決まりと契約。
例の会社「あおば商事」(作り物)
事務用品と文房具を企業に売る卸売の会社です。システムを押すと、そのタブへ移ります。
- 社員
- 120 人(正社員 90 人、パート・アルバイト 30 人)
- 拠点
- 本社(東京)・大阪支店・倉庫(千葉)
- 決算
- 3 月末(4 月 1 日〜3 月 31 日)
- 働き方
- 本社と支店は 9:00〜18:00(休憩 1 時間)。倉庫はシフト
- 締め
- 勤怠と経費は月末締め。給与は翌月 25 日、経費は翌月 10 日に振り込み。売上は月末締めで請求し、翌月末に入金
- 人
- 山本(総務部長)・高橋(経理)・佐藤(営業)・田中(大阪支店の営業)・鈴木(倉庫のパート)・伊藤(情報システム)
読む順のおすすめ 考え方のヒント
全部を順に読まなくて大丈夫です。今の仕事に近い所から始めてください。
- 勤怠管理と経費精算身近な業務で、法律と決まりがシステムにどう効くかをつかむ
- 要件を決める経費精算をシステムにしたい、という依頼で、聞き方から合意まで
- 業務システムの設計同じ経費精算で、履歴・締め・承認・営業日を作る
- 給与・販売・会計お金の流れを、仕訳まで追う
- 案件を回す同じ経費精算の案件を、見積もりから検収まで回す
こんなときは
AI 時代の中堅エンジニア
コードを書く速さは、AI で大きく変わりました。それでも人に残る仕事があります。
業務の決まりと、その理由を知っている人だけが、「それは作らなくていい」「先にこれが要る」と言える。
締め・端数・休日・承認の例外を、先にテストにしておけば、AI が書いたコードの外れにすぐ気づける。
給料・口座・個人の情報は、AI に渡す前に、渡してよいかを決まりで確かめる。