なぜ契約を知るか
リーダーになると、契約で決めたことの中で、お客さまと一緒に仕事を進めます。契約の形と、検収と責任の期間を知らないと、守るべき線を越えてしまいます。
請負・準委任・派遣の違い
何を約束するかと、だれが作業を指示するかが違います。請負や準委任なのに、お客さまが受けた会社の人へ直接指示すると「偽装請負」になります。
請負と認められる条件(37 号告示)
次のすべてに当てはまらないと、請負の形の契約でも、労働者派遣の事業とされます。
練習: この働き方は、どれ?
あおば商事とみなと開発の場面です。答えと理由は、厚生労働省の疑義応答集(第 3 集)のとおりです。
モデル契約で決めておくこと
IPA と経済産業省の「情報システム・モデル取引・契約書」は、ユーザー企業と IT ベンダーの契約のひな形と解説です。押すと、何を決めるかと、この案件での例が出ます(条の番号は第二版のひな型)。
契約不適合責任
引き渡したものが契約の内容に合わないときの責任です。民法の改正で「瑕疵担保責任」から変わり、期間の数え方も変わりました。
期間を計算してみる 考え方のヒント
検収と受け入れテスト
納めたものを、お客さまが検査して受け取るのが検収です。検査の基準と期間を、前もって決めておきます。受け入れの条件の書き方は要件を決める「受け入れ条件」へ。
下請けの取引の決まり(取適法)
受けた仕事の一部を、ほかの会社や個人に頼むときの決まりです。2026 年 1 月から、下請法は「取適法」になりました。
練習: この再委託は、取適法の対象?
頼む側の 4 つの義務
11 の禁止
作ったものの著作権
何も決めなければ、作った会社が著作者になります。お客さまに移すのか、残すのか、共有するのかを、契約で決めます。
モデル契約の 3 つの案
AI 時代の契約
AI で作ったコードの扱いと、AI に入れてよい情報は、作り始める前に取り決めておきます。
チェックリスト
自分の案件の契約で確かめたら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント