リーダーが負債を扱う理由
技術的負債の 4 つの種類、リファクタリングの手の動かし方、AI 時代の 3 つの負債(技術・認知・意図)は、新人向けの Stack Map「技術的負債」と「3 つの負債」にあります。ここでは、どれを・いつ・どれだけ返すかを決め、説明する人の目で見ます。
元の意味(Ward Cunningham)
技術的負債は、Ward Cunningham が 1992 年に使ったたとえです。借りて速く進み、利子を払い、元本を返す、という形で考えます。「雑に書く言い訳」と取り違えられやすいので、元の言葉で確かめます。
判定: 元の意味に合う?
練習: 負債の台帳から、今期に返すものを選ぶ 考え方のヒント
あおば商事の販売管理(作り物)の負債の台帳です。並べ方を変えて見比べ、今期の 20 人日で返すものを選んでください。利子は「変更のたびの遅れ」、障害の数は「壊れやすさ」、分かる人の数は「人が辞めると困る度合い」です。
今期の予算
返すタイミング
負債の多くは、機能の作業と一緒に、少しずつ返します。ついでには返せない大きな負債だけ、時間を取って計画にします。予定への入れ方は見積もりと計画「バッファ」へ。
判定: この場面では、どう返す? 考え方のヒント
事業の言葉で説明する
決める人に必要なのは、遅くなる(時間)・壊れやすい(障害)・人が辞めると困る(人)、の 3 つを数字で見ることです。報告の型は進み具合「報告の色と型」へ。
言い換えの例 考え方のヒント
練習: 決めてほしいことの文を組み立てる 考え方のヒント
データの形(負債の台帳) 考え方のヒント
負債の台帳は、場所・困りごと・利子・返す費用・決めたことを持つ表です。課題の表と同じように、毎月見直します。表と列は一例です。リスクの表との違いはリスクと課題「リスクと課題の違い」へ。
変更の回数を数える
台帳に入れるもの
落とし穴
負債を返すときに、よくはまる所です。古いシステムごと替える話は少しずつ置き換えるへ。
AI 時代の技術的負債
AI は、負債を速く返す道具にも、速く増やす道具にもなります。どちらになるかは、テストと静的解析とレビューの網と、チームの決まりで変わります。
チェックリスト
自分のチームの負債の扱いを確かめたら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント