Field Map中堅エンジニアの地図

物を作る会社では、注文や計画から、材料をそろえ、作り、確かめ、出すまでが 1 本につながっています。
部品表・ロット番号・原価が、そのままシステムの表になります。文具のメーカー(作り物)で押して試します。

なぜ製造を知るか

あおば商事(作り物)が売るボールペンは、仕入先のひかり製作所(作り物)の工場で作られています。工場のシステムは、数(いくつ要るか)・時間(いつまでに)・つながり(どのロットがどこへ)・お金(いくらかかったか)を、同時に扱います。仕入れる側の話は購買と在庫、在庫の引当は小売と物流にあります。

このタブの例の会社

物と情報の流れ(受注・計画・手配・製造・検査・出荷)

見込みで作る定番品と、注文を受けて作る名入れの品を選び、段を押すと、だれが何をして、どんなデータが残るかが出ます。

    作り方の種類

    部品表(BOM)と所要量の計算(MRP)

    作る数に部品表を掛け、在庫と、要る日までに届く発注残を引き、ロットで丸め、リードタイムをさかのぼって頼む日を出します。下の道具で、ひかり製作所(作り物)の 1 週分を計算できます。

    計算してみる: 所要量と、頼む日 考え方のヒント

    例

    計算のしかた

    部品表(作り物)

      工程と進み具合

      製造指示は、工程を順に流れます。工程ごとの実績(良品・不良・時刻)を集めると、どこに品がたまっているか、注文の数に届くかが分かります。

      練習: 名入れ 1,000 本の進み具合を読む 考え方のヒント

      品質とトレーサビリティ(ロット番号・不良の追跡・回収)

      材料・中間品・製品・出荷を、ロット番号でつないで残します。上流から下流へたどると影響する出荷先が、下流から上流へたどると原因の候補の材料が出ます。

      練習: ロットをたどる 考え方のヒント

      始まり たどった 選んだ

      
          

      原価計算

      作った物の原価は、原材料費・労務費・経費に分けて集めます。名入れの注文のように注文ごとに作る品は、注文ごとに原価を集め、工場全体の費用(製造間接費)は、基準を決めて配ります。

      計算してみる: 名入れ 1,000 本の原価 考え方のヒント

      例

      製造間接費を配る基準

        工場のデータ(MES・設備のデータ)

        工場の仕組みは、設備に近い層から事業の層まで、何段にも分かれます。層を押すと、その層の役割と、上と下でやり取りするデータが出ます。

          決まり(製造物責任法・消費生活用製品安全法・労働安全衛生法・取適法・ISO 9001)

          製品の安全、工場で働く人の安全、仕事の頼み方、品質の仕組みの決まりです。どれも、残す記録と結び付きます。実際の判断は、専門家や公式の情報で確かめてください。

          計算してみる: 人数の境目(「以上」と「超える」)

          労働安全衛生法は、事業場で常時使う労働者の数で、選ぶ人と委員会が決まります(施行令)。取適法は、会社の常時使用する従業員の数で、製造委託の対象かを見ます(資本金の基準もある)。数を変えてください。

          労働安全衛生法(工場の事業場)

          取適法(製造委託の従業員の基準)

          データの形 考え方のヒント

          品目・部品表・製造指示・ロット・ロットのつながり・出荷・実績・SDS を分けて持ちます。表と列は一例です。表の分け方は Stack Map「正規化」へ。

          落とし穴

          製造のシステムで、よく起きることです。多くは、数の単位・日付・つながりの切れ目で起きます。

          AI 時代の製造

          需要の見込み・外観の検査・照らし合わせの候補は、AI に手伝わせられます。回収の範囲や安全の判断は、決まった計算と人に残します。

          チェックリスト

          製造のシステムを作る・直すときに確かめたら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント