なぜリーダーが決めるのか
RPO・RTO の言葉、ある時点に戻す仕組み(PITR)、戻す練習の基本は、新人向けの Stack Map「バックアップと、戻し方」にあります。ここでは、決める人・設計する人の目で見ます。
RPO・RTO・RLO を、業務から決める
IPA の非機能要求グレードは、業務が止まる障害の目標を、RPO(どの時点まで戻すか)・RTO(どれだけで戻すか)・RLO(何を戻すか)で決めます。システムの型を押すと、グレード表の例の段階が光ります。要件の段階での決め方は 要件を決める「非機能要件」へ。
あおば商事の業務ごとの目標の案(作り物) 考え方のヒント
バックアップの種類と、置き方
取り方で、取る時間と、戻すときに使うファイルの数が変わります。置き方は、同じ出来事で一緒に失わないことが大事です。
置き方
練習: どこまで戻せるか(RPO) 考え方のヒント
あおば商事の経費精算(作り物)。2027 年 9 月の月末に、事故が起きました。取り方・置き場所・起きたことを選ぶと、戻せる時点と、消える申請の数が出ます。申請の数は、要件を決めるタブの「月に 600 件ほど、月末の 3 日間に半分」からの作り物です。
非機能要求グレードの「障害発生時点」「1 営業日前」「5 営業日前」を、ここでは 15 分・24 時間・5 日として比べます。
9/26(日)〜 9/30(木)の流れ
練習: 時間内に戻せるか(RTO) 考え方のヒント
上の練習で選んだ取り方と起きたことのまま、戻すまでの段ごとの時間を足します。作り直し方を押すか、つまみを動かしてください。時間の値は作り物です。
判定: ランサムウェアから戻せるか
あおば商事のバックアップの置き方を選び、「攻撃を受けたら?」を押してください。残るものと消されるものが分かります。場面と判定の当てはめは作り物です。考え方のヒント 基本の攻撃の形は Stack Map「よくある攻撃と守り方」へ。
そのほかの備え
別の場所に置く(災害対策の 4 つの型)
AWS の文書は、災害対策を 4 つの型に分けています。型を押すと、ふだん待機側に何があるかと、災害のときにすることが出ます。東京と大阪への当てはめは作り物です。
戻す訓練
NIST の手引きは、訓練を 3 つの型に分け、システムへの影響が大きいほど重い型を勧めています。あおば商事の例と回数は作り物です。考え方のヒント
事業継続計画(BCP)とのつながり
災害対策は、事業継続計画の一部です。システムが戻るまで業務をどう続け、戻った後にどう合わせるかは、業務の人と一緒に決めます。リスクとしての扱いは リスクと課題「リスク管理表」へ。
あおば商事の続け方の例(作り物) 考え方のヒント
データの形(何を、どこに、何世代) 考え方のヒント
バックアップの台帳と、毎回の実行の記録を持つと、「どこにあり、だれが戻せ、最後にいつ戻せたか」にすぐ答えられます。表と列は一例です。
バックアップの台帳(作り物)
実行の記録の列
落とし穴
バックアップと災害対策で、よくはまる所です。障害のときの指揮は 障害の指揮へ。
AI 時代のバックアップと災害対策
AI は、訓練の準備や手順書の下書きを速くします。一方で、消す・書き換える力を持つ AI のエージェントは、守る相手にも加わりました。戻す点と戻す判断は、人が決めます。
チェックリスト
自分のシステムのバックアップと災害対策を確かめたら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント