Field Map中堅エンジニアの地図

会社のお金と約束を、だれが決めて、どう結んで、何を残すかです。
あおば商事(作り物)の決裁の表で「だれが決めるか」を出し、稟議の回り方と、電子契約の結び方と残し方を押して試します。

なぜ大事か

稟議は、社内で「決めてよい人が決めた」ことを残す仕組みです。電子契約は、決めたことを社外の相手と結ぶ仕組みです。承認の状態の作り方は業務システムの設計「承認の流れと状態」にあるので、ここでは業務の決まりと、決める表の作り方・変え方の側から見ます。

稟議と決裁の流れ

あおば商事(作り物)の伊藤さんが、経費精算システムの開発の委託を起案します。6 つの段のあと、下の道具で稟議を回してください。代わりの人の確認・差し戻し・期限を押すと、記録に何が残るかが出ます。決まりは、作り物の会社の例です。

    回してみる 考え方のヒント

      この稟議の記録

        決まり(会社法・内部統制・押印)

        稟議そのものを決めた法律はありません。会社の中の決まり(職務権限規程や決裁の表)で決めます。その上に、会社法と内部統制の考え方があり、押印の役割は政府の Q&A で整理されています。あおば商事の今の経費精算が、紙の申請書と印鑑で止まっている話は要件を決める「業務の流れ」へ。

        会社法と内部統制

        押印の決まり(押印についての Q&A)

        決裁の表で、だれが決めるか

        あおば商事(作り物)の決裁の権限の表です。案件ごとに、決める人を押してください。表の版を切り替えると、改定の前と後で答えが変わる案件があります。表は作り物で、境目の書き方の練習のためのものです。

        練習: この案件は、だれが決めるか

        表の作り方・変え方 考え方のヒント

        電子契約と電子署名法

        電子の文書が本人の意思で作られたことを示す仕組みが、電子署名です。電子署名法と、政府の Q&A(総務省・法務省・経済産業省。今はデジタル庁と法務省)で、事業者のサービスを使う形の扱いが整理されています。署名に使う公開鍵暗号の基本は Stack Map「アルゴリズム」にあります。

        印紙税と、電子取引のデータの保存

        紙の契約書には印紙税がかかることがあり、電子で結んだ契約書のデータは、電子帳簿保存法の決まりで残します。経費の書類の残し方は経費精算の決まりにあるので、ここでは契約書の側から見ます。実際の判断は、税務署や税理士に確かめてください。

        印紙税

        電子取引のデータの保存

        取引の相手への書面(取適法・フリーランス法・建設業法)

        相手に書面を渡すことを法律が求める取引があります。電子の方法でよいか、相手の承諾が要るかは、法律ごとに違います。取適法の対象かどうかの判定は契約と検収「下請けの取引の決まり」へ。

        練習: どう結んで、何を残すか

        契約(作り物)と結び方を選ぶと、電子署名法・印紙税・電子帳簿保存法・相手への書面の決まりから、何が当てはまり、何を残すかが出ます。例の当てはめなので、実際の判断は専門家や公式の情報で確かめてください。

        契約

        結び方

        データの形 考え方のヒント

        決裁の表・役職の割り当て・稟議・回覧の記録・契約の台帳の、表と列の一例です。監査ログの作り方は業務システムの設計「監査ログ」へ。

        落とし穴

        稟議と契約のシステムで、よく起きることです。

        要件を聞くときの質問 考え方のヒント

        稟議や電子契約のシステムを作る・直すときに、最初に聞いておきたいことです。聞き方そのものは要件を決める「聞き方」へ。

        AI 時代の稟議と電子契約

        下書きと読み取りは AI が速くなりました。だれが決めてよいか、だれが署名してよいかは、表と仕組みで守ります。

        チェックリスト

        稟議と電子契約の仕組みを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント