なぜ保守の契約を知るか
作って終わりではなく、使い始めてからの年月のほうが長くなります。範囲と時間とお金を決めておかないと、毎月のように揉めます。
保守の範囲(中と外)
保守には 4 つの種類があり、どこまでを保守で受けるかは契約で決めます。最後に、実際の依頼をどれで受けるかを仕分けてみてください。
この契約の範囲の中(作り物)
範囲の外
練習: この依頼は、どれで受ける? 考え方のヒント
検収の完了は 2027 年 3 月 25 日、契約不適合の期間は検収から 1 年(2028 年 3 月 25 日まで)です(契約と検収のタブの計算の例と同じ)。
契約の形と、月の時間の枠
保守の契約は、準委任か請負かを決め、月額の中に「時間の枠」を持たせる形にできます。枠を超えたらどうするかまで、前もって決めます。
この案件の保守の契約(作り物)
練習: 今月の枠は足りた?
保守料の考え方
保守料は、体制を用意しておく分と、作業の時間の分に分けると説明しやすくなります。1 年たったら、実績で見直します。
月額の内訳(作り物)
枠の大きさの決め方(月の見込み) 考え方のヒント
SLA と SLO、重さと目標の時間
何分で応答し、何時間で戻すかを、障害の重さごとに決めます。外れたときの結果まで決めたものが SLA です。
この保守の SLA(作り物)
障害の重さ(障害の指揮のタブと同じ表)
練習: 重さを決めて、期限を確かめる
重さを選ぶと、正しい重さと、受付時間で数えた一次応答の期限と復旧の目標が出ます(2027 年の例)。
期限を計算してみる
報告の頻度と中身
毎月の定例で、数字で報告します。何を報告するかは、始める前に合意しておきます。
毎月確かめる 5 つ(デジタル庁)
2027 年 5 月分の報告の例(作り物)
契約不適合責任の期間との関係
使い始めて 1 年は、契約不適合の期間と保守の契約が重なります。同じ不具合でも、いつ・何が原因かで、どちらで直すかが変わります。
終わり方と引き継ぎ
保守の契約にも終わりがあります。延び方・やめ方と、次の人に渡すものを決めておきます。
引き継ぐもの 考え方のヒント
AI 時代の保守
仕分けや下書きは AI が速くなりました。どの契約で受けるか、どの重さにするかは、人が決めます。
チェックリスト
保守の契約を結ぶ前と、毎年の見直しで確かめたら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント