なぜ採用を会社の仕組みとして設計するのか
採る人が決まらないと、事業の計画は前提から崩れます。面接官が増えるほど、物差しはばらばらになります。会社の単位で、採る人と時期・全社の物差し・ぶれのそろえ方・公正さの体制を決めます。
採る人と時期
採用は、事業の計画の前提です。何の持ち場に、いつまでに、何人を、どの手段(中途の採用・社内の異動・育成・外の力)で埋めるかを、事業の計画と同じ表で決めます。1 つの役の要件の決め方は Field Map「採る人の要件」にあります。下の道具で、2027 年 7 月にチーム 6 の 4 人が持ち場に入れるかを確かめてください。
道具: 採る人と時期(2027 年 7 月に間に合うか) 考え方のヒント
前提(押すと変えられます)
4 つの席の月ごとの様子(2026 年 10 月〜2028 年 3 月)
道具の前提(作り物)
決まった質問と基準(全社の基準表)
1 回の面接の質問と基準表の作り方は、Field Map「決まった質問と評価の基準」にあります。会社の単位では、全社で共通の評価の項目と、職種ごとの質問の束を、だれが持ち、どう配り、いつ入れ替えるかを決めます。下の道具で、SaaS の開発者の基準表の項目と、基準の書き方を選んでください。
道具: 全社の基準表を作る(項目と、基準の書き方) 考え方のヒント
項目の候補(押すと入れる・外す。4 つまで)
面接官のぶれをそろえる
同じ応募者を見ても、面接官によって点は割れます。割れ方は、基準の書き方と、面接官の訓練・点の付け方・すり合わせの会で変わります。下の練習で、上の節で作った基準表を使い、面接官 3 人の点のぶれを見てください。1 回の面接の点の合わせ方は Field Map「決め方」にあります。
練習: 面接官 3 人の点のぶれ(基準とそろえ方で、どう変わるか) 考え方のヒント
4 人 × 項目の点の幅(押すと、その応募者の点が出ます)
幅 0〜1 は、そろっている。2 以上は、面接官の組み合わせで合否が変わりうる。
公正な採用選考(会社の仕組みとして)
面接で聞いてはいけないことの練習は Field Map にあります。会社の単位では、旗振り役と研修、応募の画面と書類の項目、記録のしまい方、選考に AI を使うときの審査と説明を、仕組みとして持ちます。法律の判断が要る所は、実際には専門家や公式の情報(都道府県労働局・ハローワーク)で確かめてください。
みなと開発の公正な採用選考の体制(作り物) 考え方のヒント
決めたことを残す形
採用の計画の表・全社の評価の基準表・面接の記録です。計画の表には「採る人と時期」の道具の前提が、基準表には「決まった質問と基準」の道具で選んだ項目が、面接の記録には練習でいま選んでいる応募者の点が入ります。そのままコピーして、表計算や文書に貼って使えます。
採用の計画の表 考え方のヒント
人数・月・持ち主は作り物です。前提を変えると、表も変わります。
全社の評価の基準表(Markdown) 考え方のヒント
面接の記録(Markdown) 考え方のヒント
練習でいま選んでいる応募者と、そろえ方の点が入ります。名前は書かず、応募の番号で残します。
落とし穴
採用の仕組みで、よくはまる所です。
AI 時代の採用の仕組み(AI に任せてはいけない判断)
書類の選考や面接の記録に AI を使えるようになり、応募者も AI で書類や課題を整えます。AI をどこまで使い、どう伝え、何を人が決めるかを、会社の決まりにします。全社の AI の決まりは、全社の AI の体制とルールにあります。個人情報や AI の法律の判断は、実際には専門家や公式の情報で確かめてください。
チェックリスト
自分の会社の採用の仕組みを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント