なぜ会社の単位で標準とガードレールを持つのか
約束を人の承認で守らせると遅くなり、守らせないと、チームの数だけやり方が増えます。会社の単位で、約束の強さと、守られているかの確かめ方を決めます。ガードレールは、止めるための物ではなく、安心して速く進むための物です。
標準の決め方
標準には、強さ(必須・推奨・任意)と範囲(受託・SaaS)を付けます。必須は少なく、害を抑える所とつながりに要る所に絞ります。下の練習で、みなと開発(作り物)の 6 つの決まりの強さを選んでください。
練習: 標準の強さを決める(必須・推奨・任意) 考え方のヒント
自動で止める・知らせる
守られているかは、人が毎回見るより、仕組みで確かめます。ただし、いきなり止めると、正しい仕事まで止まります。破ったときの被害・戻しやすさ・はずれの多さで、止める・知らせる・記録だけのどれで入れ、いつ上げるかを決めます。
道具: 止める・知らせる・記録だけ のどれで入れるか 考え方のヒント
6 つの問い(押すと材料を変えられます)
7 つの決まりの、いまの強さ(行を押すと、上に出ます)
強さと、道具の設定の対応(色の付いた列が、いま選んでいる決まりの強さ)
例外の扱い
どんな標準にも、外れたい場面が来ます。例外を禁じると抜け道が生まれ、何でも認めると標準が消えます。だれが・どの段階で・何を条件に認めるかを決め、全部を台帳に残します。下の練習で、みなと開発の 10 の申請を仕分けてください。
練習で使う、みなと開発の標準(作り物)
例外を決める段階(作り物の決まり) 考え方のヒント
練習: 申請を、標準どおり・例外で認める・止める に分ける 考え方のヒント
申請ごとに、仕分けを 1 つ選んでください。「例外で認める」を選んだら、決める段階も選びます。
古い標準のやめ方
標準は、いつか古くなります。採否の地図で「控える」にしただけでは、今ある物は残り続けます。非推奨にする日と止める日を分け、使っている所を数え、ガードレールを少しずつ強くしてやめます。下の道具で、2 つの例の段取りを 1 歩ずつ見てください。
道具: やめ方の段取り(1 歩ずつ) 考え方のヒント
段取り(押すと、中身が出ます)
印は、その歩でのガードレールの強さです。
決めたことを残す形
標準の 1 枚、例外の台帳、ガードレールの台帳です。上の練習と道具で選んだ内容が入ります。そのままコピーして、文書や表計算に貼って使えます。
標準の 1 枚(Markdown) 考え方のヒント
例外の台帳 考え方のヒント
「例外の扱い」の練習で選んだ仕分けが入ります(選んでいない申請は、見本の答え。見本と違う仕分けにした申請の理由は、自分で書きます)。例外と止めた申請だけを残し、許可も不許可も、理由と一緒に記録します。
ガードレールの台帳 考え方のヒント
「自動で止める・知らせる」の道具の答えが入ります。持ち主と見直す日は作り物です。
落とし穴
標準とガードレールで、よくはまる所です。
AI 時代の標準とガードレール(エージェントと、AI が書いたコード)
AI のエージェントは、人より速く、たくさんの変更を出します。使ってよい道具・データ・権限を標準にし、人と同じガードレールを、エージェントにもかけます。AI が書いた変更も、同じ確かめを通し、だれの頼みで何が変わったかを残します。
チェックリスト
自分の会社の標準とガードレールを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント