Compass Map上級エンジニアの地図

社内のプラットフォームは、開発者の負荷を下げるための製品です。
何を共通にするかを判定し、最低限から作り、使う人の声と使われ方で効き目を測ります。

なぜ会社の単位で共通の基盤を作るのか

どのチームも同じ CI・見張り・ログイン・秘密の管理を作っていると、手間も守りの抜けもチームの数だけ増えます。共通にすれば負荷は下がりますが、作り方と持ち方を誤ると、だれも使わない基盤や、頼みが詰まる窓口になります。

何を共通にするか

共通にするかは、使うチームの数・チームごとの違い・止まった時の影響・持ち続ける人の手で決めます。下の道具で、受託開発の 170 人と SaaS 事業の 90 人の候補を 1 つずつ判定し、両方に効く物を選んでください。

道具と練習: 共通にするかを判定する(受託と SaaS の 11 の候補) 考え方のヒント

候補

4 つの問い(押すと材料を変えられます)

11 の候補の判定(行を押すと、上に出ます)

開発者向けの入り口

入り口は、開発者が共通の物を見つけ、頼まずに使い始める場所です。最初は wiki の 1 枚でかまいません。部品が増えたら、持ち主の分かるカタログと、型から始めるテンプレートを足します。下の練習で、カタログの 1 行を組み立ててください。

入り口の段(みなと開発への当てはめ) 考え方のヒント

練習: カタログの 1 行を組み立てる(catalog-info.yaml) 考え方のヒント

部品

4 つの欄を選ぶ

できた 1 行(YAML)

持ち主のチームの名前は、コンウェイのタブの「チームの型」の見本の形にそろえました。

プラットフォームを製品として扱う

使う人(開発者)をお客さまとし、求めを調べ、ロードマップを出し、使いたくなる物にします。強制で広げると、抜け道と不満が生まれます。下の自己診断で、みなと開発のいまの段と、次の一歩を見てください。

道具: 成熟度の自己診断(CNCF の 5 つの面) 考え方のヒント

例で試す

面ごとに、いまの段を押してください。段の名前と中身は CNCF の成熟度モデルを短くしたもので、みなと開発の打ち手は作り物です。

効いたかの測り方

プラットフォームが効いたかは、作った物の数ではなく、使う人の満足・使われ方・頼んでから届くまでの時間・届ける速さと安定で見ます。下の道具で、みなと開発の見張り表を組み立ててください。

道具: 効いたかの見張り表を組み立てる 考え方のヒント

指標の候補(押して選ぶ)

決めたことを残す形

プラットフォームの品目の台帳、TVP の 1 枚(wiki)、効いたかの見張り表、成熟度の記録です。上の道具で選んだ内容が入ります。そのままコピーして、文書や表計算に貼って使えます。

プラットフォームの品目の台帳 考え方のヒント

「何を共通にするか」の判定が入ります。持ち主・約束・見直す合図は作り物です。

TVP の 1 枚(wiki。Markdown) 考え方のヒント

型の出典: Team Topologies「Thin Platform template」(CC BY-SA 4.0)。項目を日本語にし、みなと開発の値(作り物)を入れた。

効いたかの見張り表 考え方のヒント

「効いたかの測り方」で選んだ指標が入ります。いまの値と目標は作り物です(勤怠のリリースの回数は、DX の指標のタブと同じ値)。

成熟度の記録 考え方のヒント

「製品として扱う」の自己診断が入ります。

落とし穴

プラットフォームを作るときに、よくはまる所です。

AI 時代のプラットフォーム(AI の道具とエージェントを共通の基盤に)

AI の効き目は、プラットフォームの質に左右されます。AI の道具とエージェントの権限・つなぐ先・記録・費用の上限・人の承認を、会社の設定として基盤から配り、エージェントが読む物も同じ入り口にそろえます。

チェックリスト

自分の会社のプラットフォームを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント