Compass Map上級エンジニアの地図

会社の単位のデータ移行は、どのお客さまを、いつ、何時間止めるかの判断です。
件数・速度・並べる数から時間を出し、月末の山を避けた停止の枠に、戻す時間まで収めます(2026 年 10 月に確かめた)。

なぜ会社の単位で移行を決めるのか

大きなデータの移行は、お客さまの業務を止める判断です。データが合っていても、業務が止まれば失敗です。止めてよい日と時間、最後に確かめる人、引き返す点を、会社として先に決めます。

段階と停止時間

移行は、決める・調べる・器を作る・リハーサル・知らせる・本番・見張る・片付ける、の段階に分けます。止めてよい日と時間は、月末の山・給与への連携・年末を外して選び、移した後に消す所も先に一覧にします。

段階の流れ(A 社を専用の器へ移す見本。D は移す日) 考え方のヒント

    月の中の時期と、計画停止 考え方のヒント

    時間の見積もり

    移行の時間は、行の数を、1 本の速さと並べる数で割って出します。ただし、並べる数は元の器の力といちばん大きな表で頭打ちになり、止める・照合・判定・切り替え・戻す予備の時間も枠に入ります。下の道具で、停止の枠に収まるか、収まらないなら、どの手を選ぶかを見てください。

    道具: 移行の時間を出し、停止の枠に収まるかを見る 考え方のヒント

    場面

    1 本の速さ
    並べる数
    大きな表
    移し方
    停止の枠

    停止の枠の中の手順(時刻つき)

    3 つの移し方を比べる(行を押すと、上の移し方がそれになります)

    照合の設計

    照合は、件数・合計・全件の突き合わせ・抜き取りを組み合わせて設計します。確かめごとに、見つかる物・見つからない物・かかる時間が違います。会社ごとの件数と、消した印ごとの件数も入れます。照合が合っても、業務が動くかは別に確かめます。

    練習: リハーサルで見つかった差を、どの確かめでいちばん軽く見つけるか 考え方のヒント

      どの確かめで、何が見つかるか 考え方のヒント

      道具: 抜き取りで見つかる見込み 考え方のヒント

      抜き取る数
      誤りの割合

      戻せる移行

      戻せる移行は、引き返す点・戻し方・決める人・戻せる期限を、前もって決めた移行です。開ける前なら、手を付けていない旧を開け直すだけで戻れます。開けた後に戻すと、開けた後のデータを失うか、新から旧への写し戻しが要ります。

      戻し方の形 考え方のヒント

      練習: 進めるか、戻すか、上げるか(A 社・止めて全部移す・枠は 1:00〜5:00・引き返す点は 4:10) 考え方のヒント

        決めたことを残す形

        移行の計画の表、照合の記録、切り替えと戻しの判断の記録です。上の道具と練習で選んだ内容が入ります。そのままコピーして、表計算や文書に貼って使えます。

        移行の計画の表 考え方のヒント

        照合の記録 考え方のヒント

        「(記入)」は、その夜に数えて書きます。時刻は、上の道具の照合の時刻です。

        切り替えと戻しの判断の記録(Markdown) 考え方のヒント

        起きたこと

        落とし穴

        会社の単位で大きなデータを移すときに、よくはまる所です。

        AI 時代のデータ移行

        AI は、変換のコード・項目の対応表・照合の問い合わせを速く書けます。速くなった分、確かめは数で行い、差の説明を頼むときはデータを伏せ、移すデータを学習や検索に回さず、切り替えの判断は人が決めます。全社の AI の決まりそのものは、テーマ 6 のタブで扱います。

        チェックリスト

        自分の会社の大きな移行の計画を見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント