なぜ会社の単位で移行を決めるのか
大きなデータの移行は、お客さまの業務を止める判断です。データが合っていても、業務が止まれば失敗です。止めてよい日と時間、最後に確かめる人、引き返す点を、会社として先に決めます。
段階と停止時間
移行は、決める・調べる・器を作る・リハーサル・知らせる・本番・見張る・片付ける、の段階に分けます。止めてよい日と時間は、月末の山・給与への連携・年末を外して選び、移した後に消す所も先に一覧にします。
段階の流れ(A 社を専用の器へ移す見本。D は移す日) 考え方のヒント
月の中の時期と、計画停止 考え方のヒント
時間の見積もり
移行の時間は、行の数を、1 本の速さと並べる数で割って出します。ただし、並べる数は元の器の力といちばん大きな表で頭打ちになり、止める・照合・判定・切り替え・戻す予備の時間も枠に入ります。下の道具で、停止の枠に収まるか、収まらないなら、どの手を選ぶかを見てください。
道具: 移行の時間を出し、停止の枠に収まるかを見る 考え方のヒント
停止の枠の中の手順(時刻つき)
3 つの移し方を比べる(行を押すと、上の移し方がそれになります)
照合の設計
照合は、件数・合計・全件の突き合わせ・抜き取りを組み合わせて設計します。確かめごとに、見つかる物・見つからない物・かかる時間が違います。会社ごとの件数と、消した印ごとの件数も入れます。照合が合っても、業務が動くかは別に確かめます。
練習: リハーサルで見つかった差を、どの確かめでいちばん軽く見つけるか 考え方のヒント
どの確かめで、何が見つかるか 考え方のヒント
道具: 抜き取りで見つかる見込み 考え方のヒント
戻せる移行
戻せる移行は、引き返す点・戻し方・決める人・戻せる期限を、前もって決めた移行です。開ける前なら、手を付けていない旧を開け直すだけで戻れます。開けた後に戻すと、開けた後のデータを失うか、新から旧への写し戻しが要ります。
戻し方の形 考え方のヒント
練習: 進めるか、戻すか、上げるか(A 社・止めて全部移す・枠は 1:00〜5:00・引き返す点は 4:10) 考え方のヒント
決めたことを残す形
移行の計画の表、照合の記録、切り替えと戻しの判断の記録です。上の道具と練習で選んだ内容が入ります。そのままコピーして、表計算や文書に貼って使えます。
移行の計画の表 考え方のヒント
照合の記録 考え方のヒント
「(記入)」は、その夜に数えて書きます。時刻は、上の道具の照合の時刻です。
切り替えと戻しの判断の記録(Markdown) 考え方のヒント
落とし穴
会社の単位で大きなデータを移すときに、よくはまる所です。
AI 時代のデータ移行
AI は、変換のコード・項目の対応表・照合の問い合わせを速く書けます。速くなった分、確かめは数で行い、差の説明を頼むときはデータを伏せ、移すデータを学習や検索に回さず、切り替えの判断は人が決めます。全社の AI の決まりそのものは、テーマ 6 のタブで扱います。
チェックリスト
自分の会社の大きな移行の計画を見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント