なぜ会社の単位で生産性を測るのか
開発に使う人と時間は、会社でいちばん大きな投資です。経営は効き目を知りたがり、AI の道具が入るとその声はさらに強くなります。ただ、測り方と見せ方を誤ると、数は人を比べる道具になり、ふるまいをゆがめます。
DORA の指標を組織で
DORA の 5 つの数は、アプリやサービスごとに取り、同じアプリの時間の変化で見ます。会社の単位では、いくつものアプリの数を 1 つにまとめたくなりますが、それが落とし穴です。下の道具で、みなと開発(作り物)の 5 つのアプリの数を、3 つの見せ方で比べてください。
道具: 会社の 1 枚を、3 つの見せ方で比べる 考え方のヒント
元の数: 5 つのアプリ(作り物)
SPACE の 5 つの面
SPACE は、開発者の生産性を 5 つの面で見る枠組みです。3 つ以上の面から少しずつ選び、1 つは本人の感じ方の数にします。下の練習で、みなと開発の 10 の数を、5 つの面に分けてください。
練習: 10 の数を、5 つの面に分ける 考え方のヒント
面ごとの数(あなたの分け方)
AI の効果の測り方
「AI でどれだけ速くなったか」は、比べ方を決めずに測ると、何も言えない数になります。入れる前の数を取り、比べる相手と期間を決め、速さだけでなく、不安定さと人の様子も見ます。下の道具で、測り方の案を組み立てて確かめてください。
道具: AI の効果の測り方を組み立てる 考え方のヒント
測り方(押して変えられます。測る物はいくつでも)
数字の使い方の誤り
正しく取った数でも、比べ方と使い道を誤ると、判断を誤らせます。とくに、人ごとの数と、違う物どうしの比べに気をつけます。下の練習で、みなと開発の 10 の比べ方を、比べてよい・条件つきなら・比べてはいけない、に分けてください。
練習: 比べてよい物・比べてはいけない物 考え方のヒント
練習で使う数(作り物。上の道具と同じ)
決めたことを残す形
指標の定義書、開発の数の決まり、AI の効果の測り方の計画、経営会議への半期の 1 枚です。上の道具で選んだ内容が入ります。そのままコピーして、文書や表計算に貼って使えます。
指標の定義書 考え方のヒント
5 つの数の名前と定義は DORA の説明に、面は SPACE の論文の図にそろえました。持ち主と間隔は作り物です。
開発の数の決まり(Markdown) 考え方のヒント
AI の効果の測り方の計画(Markdown) 考え方のヒント
「AI の効果の測り方」の道具の答えが入ります。
経営会議への半期の 1 枚(Markdown) 考え方のヒント
上の道具の 5 つのアプリの数が入ります。会社の平均と順位は入れていません。
落とし穴
生産性を測るときに、よくはまる所です。
AI 時代の生産性の数(ふくらむ数と、移る手間)
AI は、行数やプルリクエストの数を簡単にふくらませます。書く時間は減っても、確かめる時間とレビューの負担が増え、仕上げで取り返されることもあります。出す量ではなく流れと成果で見て、AI に数を読ませるときも人が確かめます。
チェックリスト
自分の会社の生産性の測り方を見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント