Compass Map上級エンジニアの地図

技術を選ぶのは、何年も付き合う相手を決めることです。
比べる軸を決め、重みで比べ、やめるときの費用とサポート期限まで見ます。

なぜ会社の単位で選ぶのか

技術選定では、1 つのチームが選んだ技術を、ほかのチームが何年も持ち続けることがあります。選ぶのは一瞬で、付き合うのは何年もです。

比べる軸

まず、何で比べるかを決めます。機能だけで選ぶと、何年も後の費用や手間を見落とします。軸を押すと、その軸で見ることと、みなと経費で聞く質問が出ます。

重み付きの評価

軸ごとに点を付け、重みを掛けて足します。重みを動かして、1 位が入れ替わるかを見てください(感度分析)。少しの重みで入れ替わるなら、その結論は弱い(決め手が無い)ということです。例は、みなと経費の部品を、自前・OSS・SaaS から選ぶ場面です(点は作り物)。

例

重みの例

必須の条件(点を付ける前に確かめた) 考え方のヒント

    やめるときの費用

    選ぶときに、やめるときの費用(乗り換えの費用。スイッチングコストとも言います)も見積もります。データの移し替え・作り直し・学び直し・契約の解約の 4 つに分けると、抜けが減ります。見積もりの値は作り物です。自分の数字に書き換えてください。

    道具: やめるときの費用を見積もる 考え方のヒント

    例
    軽くする手

    サポート期限とライセンス

    使う期間(非機能要求グレードの言葉では、ライフサイクル期間)の中で、部品のサポートが切れないか。使い方に、ライセンスが合っているか。どちらも、途中で変わることがあります。例として、みなと経費を 2027 年 10 月(あおば商事で最初の版を試し始める月。作り物)から使い、PHP・Laravel・PostgreSQL・Ubuntu で作る場合の帯です(日付は 2026 年 10 月 12 日に公式のページで確かめた値)。行を押すと、約束の中身が出ます。

    使う期間
    延長

    ライセンス

    選定の記録

    なぜそれを選び、何を選ばなかったかを残します。数年後に見直すとき、変えてよいかを判断する手がかりになります。上の道具で選んだ例・重み・見積もりが入ります。

    選定の記録(Markdown) 考え方のヒント

    落とし穴

    技術選定で、よくはまる所です。

    AI 時代の技術選定

    AI に比較表を作らせると速くなりました。でも、AI の答えには知識の期限があり、数字に出典が無いことがあります。AI の道具そのものを選ぶときは、データの扱い・やめるときの費用・モデルと料金の変わり方を軸に加えます。

    チェックリスト

    自分の会社の技術選定を見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント