なぜ、勤務表から入金までを知るのか
準委任(SES)のお金は、毎月の勤務表(働いた時間の記録)から始まります。勤務表の遅れや誤りは、請求の遅れや誤りと入金の遅れに、そのままつながります。営業や PM も、どこで何が決まるかを知っておくと、客先や協力会社に正しく答えられます。まず、10 月分の流れを並べてみてください。
練習: 10 月分を、締めから入金まで並べる(日付は作り物) 考え方のヒント
山口(3 年目)が、みなと開発の SaaS のチームに準委任で入っています。月の額は 60 万円(税抜き)、精算幅は 140〜180 時間、契約は月末締め・翌月末払いです(どれも作り物)。手順を押した順に番号が付き、もう一度押すと外れます。流れに入れてはいけない手順が 2 つ混ざっているので、それは押さずに残します。
手順のカード
あなたの並び
まだ並べていません。左のカードを、起きる順に押します。
10 月分の流れ(見本)
勤務表(働いた時間の記録)
勤務表は、エンジニアが働いた時間の記録で、請求の元です。客先に出す形は、作業報告書(した仕事と時間の報告)と呼ぶことが多いです。準委任では、客先は請求のために時間を確かめますが、働く時間の指示と管理は、かけはしテックが自ら行います。記録は実際の時刻で付け、精算幅(請求の時間の幅)に合わせて直しません。
請求書とインボイス制度
かけはしテックは、月が終わると客先へ請求書を出します。インボイス制度の下では、客先が消費税を差し引くために、登録番号などが書かれた適格請求書(インボイス)が要ります。協力会社やフリーランスから受け取るときも、同じ所を確かめます。2026 年 10 月 1 日から、登録の無い相手(免税事業者など)からの仕入れの経過措置の割合が変わりました。
見本の番号と、記載事項
支払いの期日
支払いの期日と、締めから支払いまでの日数(支払サイト)は、契約で決めます。ただ、取適法(2026 年 1 月に下請法から変わった)やフリーランス法に当たる取引では、払う側に、期日と払い方の決まりがあります。当たるかどうかは、取引の中身や資本金・従業員の数で決まるので、ここでは言い切りません。かけはしテックは、客先から見れば受ける側、協力会社やフリーランスから見れば払う側です。
締めと支払いの日(10 月分。条件は作り物の例) 考え方のヒント
締めは 2026 年 10 月 31 日。月単位の締切制度で、締切後 30 日を超えて支払期日を決める形は、公正取引委員会の Q&A(Q29)と支払告示のリーフレットが、問題になる形として挙げます。当たる取引かは、実際の判断は専門家や公式の情報で確かめてください。
決めたことを残す形
月の締めの段取り表・勤務表の形・請求書のひな形・入金と支払いの台帳です。そのままコピーして、表計算や文書に貼って使えます。値は作り物です。
月の締めの段取り表(10 月分) 考え方のヒント
勤務表と作業報告書の形 考え方のヒント
請求書のひな形(6 つの記載事項つき)
入金と支払いの台帳 考え方のヒント
落とし穴
勤務表から請求・入金・協力会社への支払いまでで、よくはまる所です。
AI 時代の請求(読み取りと照合は任せ、確かめと判断は人)
勤務表や請求書の読み取り、照合、請求書の下書きは、AI や仕組みで速くなります。ただ、額の確定、支払いを止める判断、法令に当たるかの判断は、人が持ちます。勤務表には働いた時間という個人の情報が、契約には客先の秘密が入るので、AI に入れる線を先に決めます。
チェックリスト
月の締めから入金・支払いまでの決まりを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント