なぜ待機を減らすのか
待機とは、エンジニアが客先の案件に入っていない間のことです(「ベンチ」とも言います)。正社員なら、案件が無い月も雇用は続き、会社は給与を払います。終わりが見えてから動くと、次の案件が決まるまでの日数がそのまま待機になります。このタブでは、かけはしテック(作り物)の 3 人で考えます。
このタブで使う 3 人(かけはしテック・作り物)
人件費は、給与と、会社が払う社会保険料などを合わせた月の額です。人件費・単価・日付は作り物で、業界の相場ではありません。
終わりの見通し
待機を減らす一番の手は、終わりを早く知ることです。契約の満了日と、続けるかの返事をもらう日を台帳で見て、終わりそうな人を早く見つけます。準委任(作業をすることを約束する契約)は、どちらからでも解除できるので、満了日の前に終わることもあります。請負(仕事を完成させることを約束する契約)は、納めて検収が済めば終わるので、終わりの日が先に分かります。
見通しの 3 つの段階 考え方のヒント
次の準備
終わりが見えたら、客先に続けるかを確かめ、本人と次の希望を話し、スキルシートを直して出す同意を取り、営業を始めます。下の道具で、契約の終わりの日から、それぞれの日を逆算してください。きょうは 2026 年 10 月 13 日として計算します。
道具: 終わりの日から、次の営業を始める日を逆算する 考え方のヒント
逆算した手順(早い順)
本人と話す日は営業の 7 日前、客先に確かめる日は営業の 14 日前に置きました。日数の置き方は、かけはしテックの作り物の決まりです。
待機の費用
待機の間も、会社は人件費を払い、売上は入りません。待機の間の給与の扱いは、会社の決まり(就業規則)と法令で決まります。会社の都合で休ませるなら、休業手当(平均賃金の 60% 以上)が要るとされます。どの場面に何が当てはまるかの実際の判断は、専門家や公式の情報で確かめてください。
待機の過ごし方と、給与の扱い 考え方のヒント
どの形にするかは、就業規則に書き、本人に先に説明します。休ませる形を使うなら、社会保険労務士などに確かめてから決めます。
平均賃金と休業手当の目安の例(数字は作り物)
決めたことを残す形
案件の終わりの台帳・逆算の予定表(上の道具のいまの中身)・待機の間の計画・待機の扱いの決まりのひな形です。そのままコピーして、表計算や文書に貼って使えます。
案件の終わりの台帳 考え方のヒント
月に 1 回、営業の会で上から見直します。値は作り物です。
逆算の予定表 考え方のヒント
次の準備の道具の、いまの人と日数で並びます。
待機の間の計画(Markdown) 考え方のヒント
待機の扱いの決まり(社内の文書のひな形) 考え方のヒント
給与と休業の所は、就業規則と労使の話し合いで決め、社会保険労務士に確かめてから使います。
落とし穴
待機の前と、待機の間で、よくはまる所です。
AI 時代の待機(案件の変化・スキルシートと AI・任せない判断)
AI で、案件の中身と、求められる力が変わりつつあります。待機の間は、AI の道具の使い方と確かめ方を学ぶよい時間です。一方で、スキルシートを AI で直すときの個人情報の線と、AI に任せてはいけない判断があります。
チェックリスト
自分の会社の、待機を減らす仕組みと、待機の間の扱いを見直したら、チェックを付けてください(この端末にだけ残ります)。考え方のヒント