Money Elements / 03 技能と時間を売る
21Ct受託・請負

受託・請負

請負契約で、仕事を完成させて納め、できた物(成果物)に対して依頼した会社から報酬をもらう。

難しさ ★3伸びしろ 中許認可 業種による

お金・モノ・情報の流れ

お金(¥) モノ・サービス 情報・データ 人の動き

難しさの内訳

始める壁2 黒字になるまで3 競争の激しさ4 まとめると★3(伸びしろ 中)

考え方のヒント:作る費用が見積りを超えても報酬は増えないので、見積りの精度で利益が決まる。完成が条件なので、遅れや不具合は自分の負担になりやすい。

しくみ

だれが払う:仕事を注文した会社や人。
何に払う:仕事の結果(完成した物)。民法 632 条は、仕事の完成を約束し、その結果に報酬を払う契約とする。準委任(tm)は作業そのものに払い、完成は約束しない。
いつ払う:民法 633 条は物の引渡しと同時に払うのが原則。実際は着手時・中間・納品後に分けることも多い。

有名な例

大林組建設工事の契約で、国内では総価請負契約が一般的と説明し、定めた工期内に工事を完成してお引き渡しする責任を負うとしている。
出典:ニーズに応える最適な契約(大林組 公式) ↗
FDC(エフ・ディー・シー)受託開発を事業にしている。自社の解説ページで、受託開発は納品物の完成義務があり、依頼の要望を満たせないと報酬を受け取れないと書き、SES(準委任)と区別している。
出典:SES契約と受託開発の違いとは?(株式会社エフ・ディー・シー) ↗

許認可

建設工事の請負は建設業法の許可が要る(1 件 500 万円未満などの軽微な工事だけなら不要)。ソフトウェア開発や制作の請負には、特別な許可は要らない。

出典:建設業法 第三条(e-Gov 法令検索) ↗ 出典:建設業法施行令 第一条の二(e-Gov 法令検索) ↗

小さく試すなら

  • 小さな仕事を 1 件、範囲と納品物を書いて請ける
  • 作る物・直す回数・検収の条件を契約前に決める
  • 見積りと実績の差を毎回記録する

考え方のヒント

つまずきやすい所

  • 途中で内容が増えても報酬が増えず、赤字になる
  • 検収(出来を確認する手続き)が終わらず、払ってもらえない
  • 納品後の不具合の直しが、長く無償になる

AI 時代の変化

  • AI でコードや文章、図面づくりが速くなると、同じ請負でも利益が増える(値下げを求められることもある)
  • 作る時間でなく「完成の責任」と品質確認が、請負の価値として残りやすい

組み合わせやすい元素

地図でくわしく:

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