Money Elements / 07 貸す・使わせる
62Ifインフラ貸し

インフラ貸し

クラウド・倉庫・物流などの土台を他社に貸し、使った分や借りた期間に応じて料金をもらう。

難しさ ★5伸びしろ 大許認可 要る

お金・モノ・情報の流れ

お金(¥) モノ・サービス 情報・データ 人の動き

難しさの内訳

始める壁5 黒字になるまで5 競争の激しさ4 まとめると★5(伸びしろ 大)

考え方のヒント:設備や拠点に大きな先行投資が要り、借り手が増えるまで赤字が続く。大手との価格競争になりやすい。

しくみ

だれが払う:自分では土台(サーバー・倉庫・配送網)を持たず、必要な分だけ借りたい会社。
何に払う:サーバーの稼働時間、倉庫の保管と出荷、荷物の数など、土台を使った量。
いつ払う:使った分を月ごとに請求する形が多い。契約した広さや期間に応じた固定料金の形もある。

有名な例

Amazon EC2(AWS)仮想のサーバーを貸している。オンデマンドの料金は、時間単位または秒単位の従量課金で、先払いや長期契約は不要と説明している。
出典:Amazon EC2 料金表(AWS 公式) ↗
楽天スーパーロジスティクス(楽天)楽天市場に出店する店舗向けに、商品の保管から配送までを請け負う物流のサービスを提供している。倉庫は保管・出荷の上限なく使えると案内している。
出典:楽天ロジスティクス事業(楽天 公式) ↗
フルフィルメント by Amazon(FBA)出品者の商品の保管・発送・返品対応を Amazon が代行するサービスを提供し、保管や出荷の費用を出品者が払う形にしている。
出典:フルフィルメント by Amazon(Amazon 出品サービス 公式) ↗

許認可

倉庫を預かる業は、倉庫業法により国土交通大臣の登録が要る。クラウドなど情報の土台だけなら、一般に登録は要らない(運送を伴うなど、土台の種類で変わる)。

出典:倉庫業法 第3条(e-Gov 法令検索) ↗

小さく試すなら

  • 自社で使っている土台のうち、余っている一部を貸す
  • まず 1 社に有料で使ってもらい、運用の手間を測る
  • 使用量を自動で数える仕組みを先に作る

考え方のヒント

つまずきやすい所

  • 借り手が少ないうちは、設備の固定費だけが重い
  • 止まると借りた会社の事業も止まり、責任が重い
  • 倉庫で他人の荷物を預かる場合は、登録が要るか先に確認する

AI 時代の変化

  • AI が需要を予測し、土台の空きを減らして貸せる
  • AI の学習・動作用の計算設備(GPU など)を貸す需要が大きく伸びている
  • AI が倉庫内の作業や配送の経路を最適にし、貸す側の原価を下げる

組み合わせやすい元素

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