Money Elements / 07 貸す・使わせる
59Fo共同所有

共同所有

高い物件を口数に分けて大勢に持ってもらい、取りまとめる手数料や運用の収益をもらう。

難しさ ★4伸びしろ 中許認可 業種による

お金・モノ・情報の流れ

お金(¥) モノ・サービス 情報・データ 人の動き

難しさの内訳

始める壁5 黒字になるまで4 競争の激しさ3 まとめると★4(伸びしろ 中)

考え方のヒント:出資を集めて運用する形は許可が要り、資本金や社内の体制も整える必要がある。物件の仕入れと、出資者への説明・信頼づくりに時間がかかる。

しくみ

だれが払う:高い物件を少ない金額で持ちたい人(個人の投資家や、別荘などを使いたい人)。
何に払う:物件を口数に分けた持ち分や出資の権利。賃料などの収益の分配や、利用できる日数がつく形もある。
いつ払う:最初に口数ぶんの金額を払う。そのあと分配金(年に数回など)や管理費を払う形が多い。

有名な例

ボルテックス(Vシェア)都心のオフィスビルなどを 1 口 100 万円程度に小口化して販売し、賃料収入や売却益を出資額に応じて分配する商品を出している。ページには不動産特定共同事業の許可番号(金融庁長官・国土交通大臣 第 101 号)が載っている。
出典:不動産小口化商品「Vシェア」(ボルテックス公式) ↗
にしがき(マリントピアリゾート)別荘「Residence Villa」を 18 口に分けて販売し、買った人は年 14 泊を使える権利をもつ、という共同所有の形を案内している。
出典:Residence Villa 共同所有(マリントピアリゾート公式) ↗

許認可

出資を募って不動産を運用し収益を分配する事業や、その契約の代理・媒介をする事業は、不動産特定共同事業法 第 3 条第 1 項の許可が要る(事務所が 2 つ以上の都道府県なら国土交通大臣・金融庁長官、1 つの都道府県内なら都道府県知事の許可)。出資額が小さい「小規模不動産特定共同事業」は登録で行える枠がある。みんなで持つ形でも、運用や分配をせず別荘の利用権を売るだけなど、仕組みしだいでは対象外になりうる。個別の判断は所管の行政庁に確認する。

出典:不動産特定共同事業の許可とは(国土交通省) ↗ 出典:不動産特定共同事業等について(国土交通省) ↗

小さく試すなら

  • まず 1 物件を数人で持つ形を紙の上で設計する
  • 使う日数や分配のルールを先に文章にする
  • 許可が要る形かどうか、役所に事前に相談する

考え方のヒント

つまずきやすい所

  • 出資を集めて運用する形にすると、許可なしでは違法になる
  • 売りたいときに買い手が見つからず、現金にしにくい
  • 物件の値下がりや空室で、分配が約束どおり出ない
  • みんなで持つと、売却・修繕の決め方でもめやすい

AI 時代の変化

  • AI が物件の収益の見込みを試算して、商品の設計を助ける
  • 出資者への運用報告や問い合わせ対応を AI で自動にする
  • 利用日の予約が重なる調整を AI が受け持つ

組み合わせやすい元素

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